□LISO1.7の使い方(LINUX-gnuplot4.6 terminal x11版) ---- インストール LISO ver. 1.7 ---- http://www2.mpq.mpg.de/~ros/geo600_docu/soft/liso/ - DOS, LINUX.tar, LINUX.static バージョンがあるが,未確認. - pdfのマニュアルもある. - Gnuplotをインストールしておく必要があり,4.6で動作確認済み.それ以外は不明. ---- データに対してフィッティングする場合 ---- 1. 作業ディレクトリに ”fil.ini” , ”fil.exe” , "フィッティングしたい測定データ" を入れる.測定データの形式は下記参照. 2. .fil を作成し作業ディレクトリに入れる.仮に"sample.fil"とする.書き方はサンプルファイル参照. 3. ターミナルで sample.filを実行する."./fil sample.fil" 4. 初期値とフィッティングされたパラメータで書いたグラフが入ったoutファイルと,gnuplotでグラフを出力するためのsample.gnuファイルが自動生成される.sample.gnuの l3 "set logscale x1" がgnuplot4.6で読めないコマンドらしいので,”x1”を ”x”に変更して保存しなおす. 5. gnuplotでsample.gnuを実行する. 6. 初期値による制約が強いので,たいていフィッティングはうまくいかない.初期値を変更して何度も試す. 7. フィッティングが合い始めたら sample.fil の最後に "rewrite samebetter"コマンドを書き足すと,コンパイルするたびに sample.fil の初期値が自動で書き換えられる.(この機能でReloadすると初期値のあとに "### fitted ~~" が追加される.) コンパイル->Reload を繰り返し,パラメータの値が収束するまでやれば完了. 8. フィッティングされた値で書かれたグラフは .out ファイルの $4,$5 に, パラメータの誤差などはターミナルに出力される. * 測定データの形式 fitコマンドで書くtype of data(サンプルファイル参照)によって異なる. reim: $1:freq $2:Real part of TF $3:Imaginary part of TF dbdeg: $1:freq $2:Gain (dB) $3:Phase (deg) absdeg: $1:freq $2:Absolute value gain $3:Phase (deg) * outファイルの形式 $1:freq $2:initial param. gain $3:initial param. phase $4:fitted param. gain $5:fitted param. phase - tfoutputコマンドで出力ファイルの形式を $2:db|abs|re|im|deg|deg+|deg- $3:db|abs|re|im|deg|deg+|deg- で選べる. * パラメータの誤差の見方 - 誤差はターミナルに出力される. - 1つ目のポールからpole0,pole1...と名付けられる.ゼロも同様. - 誤差が50%以下の場合,+- [誤差] ([誤差]%) と表示される. - 誤差が50%以上の場合,*/[数値] と表示される. - < MIN, > MAX と表示されている場合,paramコマンドで指定している範囲の最大・最小の数値でフィッティングしているので,範囲を広げる必要がある. ---- パラメータを使ってグラフだけ出力する場合 ---- .fil ファイルの param と fit の行を消すと初期値のパラメータを用いたグラフが出力される. 出力されるoutファイルは, $1:freq $2:initial param. gain $3:initial param. phase ---- その他リンク ---- EVERNOTE:https://www.evernote.com/shard/s36/sh/5a6fbe42-c906-40fb-a99e-665b3400d9ad/d38e8e0ca553e321 使い方スライド:https://www.evernote.com/shard/s36/sh/5a6fbe42-c906-40fb-a99e-665b3400d9ad/d38e8e0ca553e321/res/4f8d2530-e1e1-4999-973c-de7d3554ed3a/Heinzel_LISO.pdf MATLABで使えるようにしたもの:https://github.com/tobin/Elektrotickle 東工大の粕谷が2016/9/30に作成しました. なにか不備があれば随時編集していただきたいです.