昨年11月に「LCGT計画5年目のかたち」を議論する作業部会が 発足しましたが、本日、作業部会の結論がまとまりましたので ここにお知らせします。なお、作業部会のメンバーは   麻生、安東、川村、神田、宗宮、三尾、   宮川、三代木、山元、山本、(梶田)、大橋 で、5回のテレビ会議を行い、議論をまとめました。 大橋正健 %%%%%%%%%% まとめ %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% 1.LCGT7年計画での位置づけ(5年目)   7年目に地下、低温の高感度(RSE)レーザー干渉計を完成させる。   その間のどこかで、常温干渉計を運転し、解析グループへのデータ   提供が可能な数ヶ月の観測を行う。ここでは、その実行時期として、   4年半から(5年目)を想定している。トンネル掘削完了後1年間   でインストール可能なシステム構成をとるのが妥当である。その後、   RSE、低温についても段階を追って組み込んでいくことになる。 2.5年目の干渉計 configuration は?   今のところ、この段階ではRSEを組み込まないという想定であるが、   R&Dが予想より早く進めば、この時点で組み込むことも可能である。   パワーリサイクリングだけを組み込むことは想定外とする。もし、   高出力レーザーが調達できれば、それを組み込むことは可能である。 3.RSEをどうやって実現するか?   LCGT本体ではなくプロトタイプ干渉計を用いたR&Dを想定するが、   この作業部会の範囲を超えており、LCGT全体で議論すべきである。 4.5年目の観測とは?   単なる試験観測ではないものを想定する。ただし、重要な前提条件   として、5年目から7年目へのつながりを阻害しないことをあげる。   (つまり、この段階で感度の最適化は考えないという意味である) %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%